常設展示

平成17年度 前期常設展 -模様をつける-
(会期:平成17年5/26~10/23まで)
漆器の表面には、もようをつけるために絵を描いたり、貝や金を貼ったり、線を彫ったりと 様々な工夫が凝らされています。今期はもようをつける技法の種類や表現方法を紹介します。
常設展示に音声ガイドシステムを導入しました。無料でご利用いただけます。
■線を彫る-沈金-
漆面に線を彫って金箔を入れていくのが[沈金]の技法。線の太さや絵の細かさによってずいぶん印象が異なります。
- 写真左:朱漆七宝繋沈金膳 写真右:朱漆牡丹唐草沈金足付盆(部分)
■貝を貼る-螺鈿-
貝を薄く加工して、もようの形に切り取り、貼り付ける[螺鈿]の技法。作品が作られた時代によって、貝の厚みや大きさが異なります。
- 写真左:黒漆麒麟葡萄栗鼠螺鈿重香合 写真右:黒漆桐鳳凰螺鈿東道盆
■金箔を貼る-箔絵-
[箔絵]の技法は漆で絵を描き、上から金箔を貼ります。漆が接着材となり、漆で描いた部分に金箔がくっつきます。
- 写真左:朱漆牡丹唐草箔絵容器 写真右:朱漆鳥人物箔絵皿
■盛り上げる-堆錦-
[堆錦]は漆と色の粉を混ぜて叩き、餅状にしたものを、もようの形に切り取って貼り付ける技法です。琉球独特といわれています。
- 写真:朱漆山水楼閣人物堆錦長盆
■絵を描く-漆絵・密陀絵-
漆絵は、漆に色の粉を混ぜた色漆でもようを描く技法で、密陀絵は油に色の粉を混ぜたもので描く、一種の油絵です。
- 写真左:潤塗花鳥密陀絵盆 写真右:黒漆花鳥箔絵密陀絵漆絵箱
-特別展示 萬野コレクション-
(会期:5/21~6/26日)
先年、海洋博覧会記念公園管理財団が収集した,故萬野裕昭氏の琉球漆器コレクションの一部が首里城で公開され、大きな反響を呼びました。
それを受けて、今回、当館常設展示室にて再公開することになりました。太陽と鳳凰文の丸櫃や、螺鈿の冠箱などの優品十二点が紹介されます。
期間限定の特別公開ですので、この機会にぜひご鑑賞ください。
(※萬野コレクションは終了しました。)
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