【特集】若年層から増加している生活習慣病(28.9)

公開日 2016年08月29日

最終更新日 2016年08月29日

若年層から増加している生活習慣病
 

若年層から増加している生活習慣病

 生活習慣病の多くは自覚症状がほとんどなく、不調を訴え病院に行った頃には重大な結果を招く事もあります。
 誤った生活習慣の積み重ねによって起こりますが、正しい生活習慣で予防が可能な病気でもあります。
 

あなたの生活習慣 乱れていませんか?

 近年、医療技術の進歩などにより、全国的に平均寿命が延びていく一方、食習慣、運動習慣、喫煙や飲酒等の生活習慣が深く関与して発症する「生活習慣病」が増加しています。
 沖縄県の若い人(65歳未満)の死亡率は全国に比べて高く、浦添市においてはその沖縄県の平均よりさらに高い状態となっています。
 浦添市における65歳未満の主な死因をみると、がん、心疾患(心筋梗塞など)、脳血管疾患(脳梗塞など)で、5割を占めます。がん、心疾患、脳血管疾患は、食生活や飲酒、喫煙などの生活習慣の改善で予防可能な場合があります。
 寝不足、過度なアルコールの摂取、脂質塩分の多い食べ物ばかり摂取する(野菜を食べない)等の生活をくり返している人は生活習慣を見直し、まずは少しでもウォーキングを日課にする事や早寝早起きなど、できる事から生活習慣を改善しましょう。
 

主な死因の状況
 

病気は突如、牙をむく

 このグラフは、過去4年間(平成23年度〜平成26年度)医療費用額(食事費用は含まない)を被保険者数で割ったもので、いずれの年度も45歳から急激に上昇しています。
 その理由は、脳出血、脳梗塞、その他の心疾患やがんなどの症状が急激に出始めるからで、年を追うごとに増加傾向にありますが、それらの症状は普段の生活習慣などからくる疾患がほとんどです。

医療費のグラフ
 

注目されている「健康寿命」とは

 介護などを必要とせず、健康的に日常生活を送る期間を「健康寿命」と言います。
 生活習慣病が悪化すると、医師より食事や運動の制限を指示されることもあります。生活の楽しみが奪われることは辛いことです。
 楽しく充実した人生を過ごすには、日頃の生活習慣を見直す必要があり、「健康寿命」を延ばすことにつながります。
 

特定健診、きちんと受けていますか?

 浦添市国保加入者の平成26年度特定健診受診率は全体の37.4%で、特に40代から50代の受診率が低い状況です。
 特定健診は、生活習慣病の予防・早期発見にはとても大事な健診です。
 早期発見することで重病になる前に治療ができ、健康寿命を延ばす大きな要因にもなりますので、浦添市では特定健診を受診することを推奨しています。

受診率のグラフ
 

医療費80億円病気の潜伏期間

 浦添市の健康診断の結果を見てみると、25歳から高血圧や糖尿病の人もいれば、30歳から脂質異常症(血管詰まり)が出始める人もいます。若いうちはいいですが、10年・20年後の45歳から倒れる人が多く、後遺症が残ることもあります。「自分の健康は大丈夫」と過信し、健康診断に行かず病気を10年以上放置すると重病になりますので非常に危ないです。

このままいくと

 浦添市の医療費は年間80億円(小学校1校改築で約20億)
 一人当たりの医療費は年々増加しており、厳しい財政状況にあります。
 この状況が進むと市の財政はひっ迫し、子や孫の世代に大きな負担を残してしまう可能性があります。

早期発見が大事

 年齢を重ねると、すでに生活習慣病を発症していた場合、合併症を起こすリスクが高く、医療費が非常に高額になります。そうならないためにも若いうちから特定健診を受けてほしいですね。国民健康保険証の下に「特定健診受診券」が付いていますので提示すると無料で受けられます。
市民一人一人が健康に配慮し、医療費の削減を意識することで浦添市の未来につながると思います。

(国民健康保険課 医療費適正化専門嘱託員 呉屋圭子さん)

 

毎日忙しい!でも健康も気になる… そんなあたなに!

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健康づくり課 管理栄養士 崎原和子さん(左)、濱元ゆり子さん(右)

まずは習慣づけから

 小学校の頃、「朝ごはんは絶対抜くな!」と先生に言われたことはありませんか? 朝ごはんは一日で最初の食事で、体エンジン始動の為のエネルギー摂取でもあります。そして昼・夕と食事をとることによって一日のリズムができます。
 「まずはご飯と納豆などのおかずから。習慣づいてから内容を考えてみてください。第一関門は習慣づけから始まります」と崎原さんは語ります。
 

食事は最短20分

 忙しいときはどうしても早食いになりがちです。しかし早食いは適量より多くの物を食べてしまう為、肥満になりやすい傾向があります。崎原さんは「肥満は血糖値を下げるインスリンの働きを鈍くします。早食いで血糖値が急激に上がりますので、糖尿病を引き起こすリスクがかなり高くなります」と「負のスパイラル」を語りました。食べ物を噛む回数は最低15回が目安で、ベストは30回。これを守るには最低でも20分は食事に必要な時間としてとっておきましょう。
 

バランスの良い食事を

 沖縄県の食文化は塩分脂質多めのあじくーたーな物が多く、美味しいからといって食べすぎには気を付けなければなりません。これは、全国よりも肥満者が多い事にもつながり、生活習慣病を引き起こしやすい環境にあります。「食卓だけでなく弁当にもポーク缶やコンビーフがありますが、塩分がかなり多いです。缶詰などの加工品は知らずに塩分を取りすぎてしまうため注意が必要です。食事には野菜が非常に重要で、食物繊維の働きで血糖の急上昇を防ぎます。また、お肉よりはコレステロール値を下げる青魚をお勧めします。野菜炒めのそばに焼き魚や刺身を置くとよりベターになります」と2人は話しました。
 

痩せる!?食べ方

 濱元さんから「一口目は野菜から食べるといいですよ。そのあとは自由に食べても大丈夫です。寝る前の食事は肥満につながりやすいので食事が遅くなりそうなときは、夕方5時近くに炭水化物を取り、夜遅くにおかず中心に食べる方法もあります」とアドバイスがありました。栄養士は食事の栄養バランスのアドバイスだけでなく、実情に合わせた食べ方も知っています。何か困った点があれば気軽に相談しましょう!
 

市からのアシストを有効活用しましょう

 自分にどんな栄養が足りないのか、何を取り入れればいいのか。食事のバランスを考えることは重要だけど難しいことです。市では月に2回(第2・4火曜日)保健相談センターにて栄養相談を行っています。自分や家族の食事の相談などに是非活用しましょう!
 

料理の例
▲食育教室で調理。総カロリー487キロカロリー。総塩分2.83グラム

より詳しい内容は、「広報うらそえ」9月号紙面をご覧ください。

 

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