不発弾処理で役所がしている5つのこと

公開日 2018年01月17日

最終更新日 2018年03月05日

 毎年多くの不発弾が見つかる沖縄。本市も例外ではなく、工事現場や畑等から不発弾がよく発見されます。沖縄に住んでいれば新聞やテレビで不発弾のことを耳にしたことがある人も多いはず。しかし、みなさんはその不発弾がどのように処理されているかを知っていますか?ここでは実際の発見から処理までの様子を写真を使って紹介します。

不発弾の種類

 不発弾には数多く種類がありますが、県内で発見されるものは主に次の6種類です。(写真は5インチ艦砲弾)

爆弾、砲弾、ロケット弾、手榴弾、迫撃砲弾、地雷 5インチ艦砲弾

1 不発弾の発見

 市内で不発弾が発見されると市職員、警察、自衛隊が現場に駆け付けます。多くの場合は自衛隊が即座に回収してくれます。しかし、一部の不発弾は動かすと大変危険なため自衛隊がすぐに回収できず、現地処理となることがあります。現地処理といっても爆発させるわけではなく、爆発させないための処理(安全化処理)を行います。

2 不発弾処理対策協議会

 現地処理となった場合、各関係機関(市、自衛隊、警察、消防、沖縄県、自治会等)が集まり、「不発弾処理対策協議会」を開きます。そこで各機関の役割や日程等を確認します。もちろん、避難や交通規制による地域への影響が最小限になるよう配慮されています。

不発弾処理対策協議会

3 処理壕構築

 現地処理の際には万が一に備え、強固な防護壁を構築しその中で安全化処理をします。直径2~3メートル、高さ6メートルの鉄製のライナープレート(円柱状)の周りを土や土のうで固めて構築します。ちょっとした山を作りその中心を空洞にしたイメージです。

1.ライナープレート組立(半分の3メートル) 2.ライナープレートを埋めます
ライナープレート ライナープレート2
3.残りのライナープレートを重ねます 4.周りを1トン土のうで囲って完成
ライナープレート3 処理壕1
(例)土壁で構築した処理壕
処理壕2

4 広報

 処理壕を構築した場合でも万が一に備え、周辺住民の方に避難してもらうことがあります。避難対象エリアは不発弾の種類や処理壕の大きさによって変わります。避難対象エリアや交通規制の影響が出る世帯には事前に案内チラシを配布したり広報車のアナウンスにより周知を図ります。また、市の公式ホームページにも掲載いたします。

不発弾の種類 避難半径 避難対象のイメージ

サンプル

避難半径88mの場合

5インチ艦砲弾

処理壕

半径2m

88m

処理壕

半径3m

156m
50キロ爆弾 166m
125キ爆弾 249m
250キロ爆弾 283m
500キロ爆弾 394m

5 処理当日

現地対策本部の設置と避難所開設

 処理現場から少し離れた場所に現地対策本部を設置します。本部では処理がスムーズにいくように各関係機関が情報交換し連携を取っています。また避難所も開設し住民の受け入れを行っています。

対策本部1  対策本部2

避難誘導(20分から30分程度)

 避難対象エリアに居住する方や事業所に対し、消防や消防団による避難誘導が行われます。対象エリアが広かったり世帯数が多いと時間がかかります。

交通規制(5分から20分程度)

 避難誘導が完了すると、警察や市職員による交通規制を開始します。迂回路がない場合には避難対象エリアから離れた場所から通行止めにすることがあります。平成28年5月には国道58号を全面通行止めにしたため大規模な渋滞が発生しました。

通行止め 渋滞

処理(40分から60分程度)

 交通規制が完了し、対象エリアに人がいないことが確認されると自衛隊(第15旅団第101不発弾処理隊)による不発弾処理が始まります。途中で対象エリア内に人の立ち入りが確認された場合には処理が中断するので長引くこともあります。

処理

処理が終わると・・・

 処理が完了するとすぐに交通規制を解除します。広報車でサイレンを流しながら終了のアナウンスをし、市公式ホームページに経過を掲載し終了となります。

費用負担

 処理壕構築費用や当日の人件費(市職員)等の必要経費にかかる費用負担は次のとおりです。

 
負担割合 90% 5% 5%

これまでの実績

 下表は過去5年間における現地処理の実績です。

年度 場所 種類 避難対象数
25 大平2丁目 5インチ艦砲弾 185世帯、20事業所
伊祖5丁目 5インチ艦砲弾(黄燐発煙弾) 0世帯、1事業所
11 大平2丁目 5インチ艦砲弾 185世帯、20事業所
字前田 5インチ艦砲弾(照明弾) 5世帯、0事業所
字前田 5インチ艦砲弾 0世帯、1事業所
26 10 前田3丁目 5インチ艦砲弾(WP発煙弾) 0世帯、0事業所
12 字前田 5インチ艦砲弾 0世帯、3事業所
前田2丁目 5インチ艦砲弾 86世帯、17事業所
27 大平2丁目 5インチ艦砲弾 168世帯、13事業所
字経塚 5インチ艦砲弾 425世帯、46事業所
10 前田2丁目 5インチ艦砲弾(照明弾) 22世帯、10事業所
城間4丁目 5インチ艦砲弾 399世帯、44事業所
字前田 5インチ艦砲弾(照明弾) 0世帯、0事業所
28 字前田 5インチ艦砲弾 67世帯、1事業所
字港川 5インチ艦砲弾 22世帯、6事業所
牧港1丁目 5インチ艦砲弾 206世帯、39事業所
字港川 5インチ艦砲弾×2 22世帯、6事業所
字港川 5インチ艦砲弾 22世帯、6事業所
11 字前田 5インチ艦砲弾 34世帯、3事業所
12 字前田 5インチ艦砲弾 0世帯、0事業所
29 牧港2丁目 5インチ艦砲弾 79世帯、9事業所
11 宮城6丁目 5インチ艦砲弾 167世帯、3事業所

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