この泉は1000年余の歴史を有すると言われ、沢岻部落発祥の頃から地域住民に重宝され、子供が産まれた時には産水を授かった由緒ある泉です。

琉球王朝の頃は、風水の方位が「亥の吉方」で水質も良いので、正月の朝、国王の長寿・繁栄を祈願し「若水」を献上された名泉として広く知られています。

当時、泉の前は石畳が敷かれ、浦添・中城・読谷方面より那覇・泊港へ唐船を迎える商いの道として利用され、人々は泉のほとりで一休みし、のどを潤し語り合った場所でもあります。