カニを見つけよう
シリン川にはたくさんの種類のカニが見られます。どんなカニがいるのでしょうか。河口から上流へ順番に見てみましょう。
●河口の潮間帯で見られるカニ
ヒメシオマネキ
オキナワハクセンシオマネキ
ツノメチゴガニ
シオマネキの仲間やツノメチゴガニは、干潟の泥や砂に穴を掘って、その中で暮らしています。人の気配を感じるとすぐに穴の中に隠れてしまいます。しばらく動かずにいると、巣穴から出てきます。そーっと観察しましょう。
●河口の川の中で見られるカニ
岩の下や砂の中など、常に水の中で生活するカニで、夜になると活発に動き回ります。4番目の足(第4歩脚)が平たくなっており、泳ぐのに適した形をしています。 ノコギリガザミのハサミは強力で大変危険です。十分注意しましょう。
●河口の石の下で見られるカニ
カノコセビロガニ
石の下や隙間に棲んでいるので、潮が引いたときに石をひっくり返したり、護岸の隙間を注意深く覗くと見つけることが出来ます。甲の模様が鹿の子(カノコ)のような白い斑点であることから、この名前がついています。
●川の下流の岸際で見られるカニ
クロベンケイガニ
岸際の土手や草むらに穴を掘って生活しており、陸上でも見られます。夜になると活発に動き回って餌を探します。クロベンケイガニは体色が暗緑色で、ベンケイガニより足にたくさん毛が生えていることで区別できます。ベンケイガニはオレンジがかった赤い色をしています。
●中上流の川の中で見られるカニ
モクズガニ
昼間は川の石の下にじっとしていますが、夜になると這い出してきて、盛んに餌を探し回ります。ハサミに毛が生えているのが特徴です。