記事番号: 1-15069
公開日 2026年04月01日
なぜ国保税を改正する必要があるの?
国民健康保険制度の改正
平成30年度から国民健康保険の制度が大きく変わり、それまで市町村が行ってきた国保の財政運営を都道府県が担うことになりました。これにより、沖縄県は、各市町村が県に納める「国民健康保険事業費納付金」と各市町村が国保税額を決定する目安となる「標準保険料率」を算定しています。
浦添市の国民健康保険の現状
浦添市では、加入者の高齢化や、医療の高度化による医療費の増大などにより、国民健康保険の財政状況が年々厳しくなっています。この6年間で加入者数は約3,100人(11%)減少した一方で、1人当たりの医療費は約39,000円(10.9%)増加している状況です。
国民健康保険は、その年ごとの収入と支出が赤字とならないように運営する「独立採算」が原則です。しかし、加入者の減少により、沖縄県が算定した「標準保険料率」と浦添市の国民健康保険税(現行の保険税率)との間に大きな差が生じて財源が不足したため、令和5年度からの3年間で市の一般会計(他の行政サービスに使う予算)から国民健康保険特別会計へ約15億円の赤字を補填する状況となっています。
このような状況から、11年ぶりに国民健康保険税の税率を改正することになりましたが、今後は赤字が生じたり、加入者から必要以上に保険税を徴収したりすることがないよう、沖縄県の「標準保険料率」に合わせ、毎年度ごとに税率を見直し、増額・減額・据え置きを判断していく必要があります。
「子ども・子育て支援金」が、国保税に新たに加わります
少子化・人口減少が深刻な問題となる中で、社会全体で子育て世帯を支え合う「子ども・子育て支援金制度」が創設されました。この制度は、高齢者を含む全ての世代や企業・事業所などが連帯し、少子化対策の効果を分かち合う国の新しい仕組みです。
その財源となる「子ども・子育て支援金」は、令和8年度から段階的に医療保険とあわせて納めていただくことになります(下表)。
子育て世帯の負担が増えないよう、国民健康保険における支援金については、18歳以下(※1)の子どもに係る支援金の均等割額が全額減額されます。
(※1)18歳に達する日以後の最初の3月31日まで(高校卒業までを想定)

国民健康保険税の税率改定表とモデル世帯
税率改定表

(※2)子ども・子育て支援分の「均等割」は加入者全員に課税される税額ですが、18歳以下(※1)の子どもについては全額減額される軽減措置があります。「18歳以上均等割」は18歳以上(※1を除く)の加入者全員に課税されます。
税率改定によるモデル世帯

あなたの国民健康保険税額は納税通知書でご確認ください
令和8年度の納税通知書は7月初旬に世帯主に送付予定です。国民健康保険に加入していない人の記載がある場合は、脱退の手続きをしていない可能性がありますので、必ずご確認ください。
市民税の申告をすることで、国保税が軽減されることがあります
世帯主、加入者および旧国保被保険者(※3)の前年中の総所得の合計が一定の基準以下の世帯は、国民健康保険税(均等割額、平等割額)が軽減されます(下表)。ただし、市民税の申告をしていない世帯は、所得の把握ができないため、軽減を適用することができません。収入がない方や非課税所得のみの方も、必ず申告をしてください。
(※3)旧国保被保険者とは、後期高齢者医療制度へ移行したことにより国保被保険者の資格の喪失後も継続して同一世帯に属する者のことです。

国保税の納付は便利な口座振替で
令和6年度から国保税の納付方法(普通徴収)は原則として口座振替による納付をお願いしています。県内指定金融機関であれば、国民健康保険課の窓口にてキャッシュカードによる口座振替の登録が可能です。詳しくは国民健康保険課へお問い合わせください。
国保はみんなが入る大切な保険“健康のバトン”を繋ぐ

実際はどうなの? 市民の健康状態
浦添市国保では健診未受診者が多く、生活習慣病の重度化による医療費が高い傾向があります。また要介護2以上の期間が全国よりも長くなっています。これらのデータは、健診未受診のまま生活習慣病によってある日突然倒れて入院し、退院後も介護が必要な生活となる人が多いことを物語っています。

今日から始める健康づくり
健診を受けましょう
浦添市では特定健診を無料で受けられます。特定健診は、心臓病や脳卒中など生活習慣病の原因であるメタボリックシンドロームかどうかを知るための健診。生活習慣病の多くは自覚症状がないため、自覚症状が出たときにはすでに手遅れの状態の可能性もあります。生活習慣病の早期発見や重症化を防ぐことは、医療費の負担軽減にもつながります。健康状態を把握するためにも、特定健診を年1回受けましょう。
毎日続ける3つの習慣
無理なダイエットは長続きしないもの。
ストレスなく続けるコツは毎日の習慣を「少しだけ」変化させることです。
①ゆっくりよく噛んで食べる
ゆっくりよく噛むことで満腹中枢が働き、食べ過ぎを防ぐことができます。
②いつもより10分多めに歩く
歩くことはストレス解消や睡眠の質の向上にもつながり、心身ともに良い効果があります。
③お酒を飲みすぎない
アルコールは肝臓がんをはじめ様々ながんのリスクを上げます。
休肝日を作ったり、ノンアル飲料やアルコール度数の低いお酒を選ぶのもGood!
健診の予約をしよう!
●平日に医療機関で受けたい
→個別健診がおすすめ。医療機関を選んで予約する。
●土日に受けたい
→集団健診がおすすめ。日程から選んで予約する。
※国保以外の方は各医療保険にお問い合わせください。
賢い医療との付き合い方
かかりつけ医を持ちましょう
健康のことに関して何でも相談できるかかりつけ医は、身近で頼りになる存在。あなたに合った治療を提供してくれるのはもちろん、必要な時には専門の医師や医療機関を紹介してくれます。過去の診療データも活用でき、病気の早期発見につながります。
セルフメディケーションも上手に活用して
ちょっとした体調不良の際に、市販薬などを上手に活用することで、医療機関を受診せずにすむ場合があります。購入前には薬剤師に相談しましょう。ただし、むやみに受診を控えたり、症状を我慢したりするのではなく、症状の程度に応じて医療機関と市販薬を適切に使い分けることが大切です。
お薬手帳を1冊にまとめましょう
医療機関ごとにお薬手帳を持っていると、薬の飲み合わせや量の確認ができず、薬による健康被害につながる恐れがあります。お薬手帳を1冊にまとめることで、薬の重複や飲み合わせ等のチェックをしてもらえます。また、災害時の薬の処方にも役立ちます。
