☆南米からのおたより☆5月号【ペルー】

記事番号: 1-15538

公開日 2026年07月22日

三連続の祭り:SHINNENKAIとGOCHISOとPOLLADA

2025年度南米移住者子弟研修生

若林 稲福 バレリア(ペルー)

 

皆さまへ
 

前回のオタヨリから、さまざまな取り組みや行事がありました。5月はとても充実した月となり、ここに主な内容をご報告いたします。


3月末には、ペルー浦添同志会のメンバーの一部と一緒に「SHINNENKAI」(シンネンカイ)を行いました。その際、浦添での研修(沖縄での経験、文化研修や授業のこと、県内施設の視察、市長表敬、修了式での発表、ペルー沖縄移民の歴史など)についての紹介もさせていただきました。参加者の皆さまは熱心に聞いていて、ペルーでエイサーや琉舞の稽古を受けられる場所についての質問が寄せられました。また2018年度の浦添研修生であるナタリア・ヨザさんと一緒に三線で「安里屋ユンタ」の演奏して歌いました。そして、当日は参加者の皆さまのために食事会も企画しました。

 

  

(左)SHINNENKAIで浦添での研修について発表しました!

(右)SHINNENKAIでナタリア・ヨザさん(写真左)といっしょに唄三線を披露しました!

 

ペルーの国民食と呼ばれるセビチェ(Ceviche; 魚と紫玉ねぎのマリネ)やアロース・コン・ポヨ(Arroz con Pollo; 鶏肉とパクチーやスパイスを混ぜた鮮やかな緑色のご飯)のほか、ジャガイモを使ったペルーの伝統的な料理がテーブルに並び、参加者の皆さまにも大好評でした。

 

 

(左)ペルーの代表料理の数々 

(右)SHINNENKAIの集合写真(私から左は元研修生のナタリアさんで、私の真後ろにいるのは又吉ハビエル会長です)


4月初めには、ペルーで年に一度開催される最大規模の日本食イベント「FILO GOCHISŌフェスティバル」に参加しました。日本文化はますます知られるようになり、多くの人々がその食文化に魅力を感じています。このイベントでは、寿司、ラーメン、和食、さらに多国籍料理などさまざまなレストランが集まりました。また、ゲームやアクティビティ、生演奏のステージやゲストアーティストの出演などもあり、とても賑やかなイベントでした。

 

 

(左)GOCHISOフェスの入口前の看板 

(右)当日の目玉イベントの1つ「ESTADIO DE SUMO(相撲スタジアム)」:風船力士のゲームです


その中に「Gaijin (ガイジン)」という店があり、そこで提供されていた「Nikkei Contemporáneo(ニッケイ・コンテンポラネオ;現代日系)」という、日本食を現代風にアレンジした料理をいただきました。サンドイッチの「Sando Gaijin(サンド・ガイジン」は、豚ロース、ラー油のエマルジョン、キュウリのピクルス、カブを使った一品です。もう一つの「Butadon(ブタドン)」は、ご飯の上に角煮風の豚バラ肉、豚耳の唐揚げ、サルサ・クリオージャ(ペルーの紫玉ねぎのレモンマリネの漬物)、ゴマドレッシングが添えられた料理でした。

 

(写真左)Sando Gaijin (外人サンド)(写真右)Butadon(ブタドン)

 


また、4月中旬には姉のバネッサ(2023年度の浦添研修生)と一緒に、元JICA研修員のキョウカとAOP(Asociación Okinawense del Perú;ペルー沖縄県人会)で日曜日に踊りのクラスを受講し始めました。初日は「鳩間節(ハトマブシ)」を学びましたが、私が浦添での研修で習った振り付けとは異なり、傘の代わりにエーク(琉舞で使われるオール)を使うなど、とてもユニークでした。とても楽しく、同時に難しさも感じました。今はパーランクーを使ったエイサーの振付を学んでいて、大さんや若太陽のメンバーと一緒に練習していた頃を思い出します。

 

  

(左)元研修生の姉・バネッサとの二人写真 

(右)県人会会館でみんなで踊りの練習を頑張っています!


10月に予定されている沖縄からの訪問団を迎える 「ペルー沖縄移民120周年記念式典」 の資金調達のため、AOP が5月1日に大規模な「Pollada(ポヤーダ)」を開催しました。「Pollada」というのは、ペルーで資金集めのために行われる催しで、そこで伝統的ペルー風ローストチキン料理である「Pollada」を提供することからそう呼ばれ、音楽やダンスを伴うため「bailable(『踊りやすい』や『踊りのイベント』)」が付けられて「pollada bailable」とも呼ばれます。一般的な「Pollada」は大規模な団体だけでなく、家族や近所のコミュニティーが必要に応じて開催し、友人や親族にポヤーダ料理を提供して支援を募るペルー特有の文化であります。

 

「Pollada」が大人気!ボックスに鳥の丸焼きとジャガイモが詰められています。(写真提供:ペルー沖縄県人会)

 

AOP に所属する各市町村団体および関連団体には、それぞれ100枚ずつチケットが配布され、ウチナーンチュ子弟や日系社会の皆さんだけでなく、一般の方々にも購入いただけるイベントでした。チケットには入場料、ポヤーダ料理、飲み物1杯、そして抽選会の抽選券が含まれていました。

 

  

(左)試合前の作戦会議!(右)試合後にみんなで

 

当日はダンスや音楽、抽選会、エイサーの演舞、そしてソフトボール大会も行われました。私たち、琉球國祭り太鼓のエイサーチームも有志でチームを作り、久しぶりに参加するメンバーも多い中で大会に臨みました。対戦相手は北中城チームやAOPチームでしたが、9チーム中2位という好成績を収めることができました。

 


(上)沖縄・OKINAWAの「O」のポーズをしている琉球國祭り太鼓チーム皆さんとの集合写真(写真提供:ペルー沖縄県人会)

(下)優勝と準優勝チームの集合写真(写真提供:ペルー沖縄県人会)

 


「YO❤OKINAWA」スペイン語で「私❤沖縄」のサイン前の集合写真(写真提供:ペルー沖縄県人会)

 

現在は、10月に予定されているペルー沖縄移民120周年記念式典に向けて、ペルー浦添同志会のメンバーと共に準備を進めています。元研修生や同志会の皆さんと一緒に出し物を行う予定で、とても楽しみにしています。

 

以上が今月のご報告となります。充実したイベントが多い期間となり、次回のおたよりではさらに多くの進捗をお伝えできればと思います。

 

バレリア

 

このページについてお聞かせください

Topへ