公開日 2025年06月09日
学力向上推進担当の眞榮城です。
本校の学推施策「かみもり学力向上推進計画」についてお話します。
沖縄県では、「自立した学習者」を「目的や状況に応じて、自分に合った学び方を工夫したり、学習意
欲を自ら引き出したりして学習できるような児童生徒」と位置づけています。
さらに、その具体的な行動例として以下を挙げています。
・自分の行動を振り返り、次に生かすことができる
・状況に応じて学び方を決めることができる ・「問い」をもち、探究的な学びができる
・自分で計画的に学習を進めることができる ・新しく学んだことや理解が深まったことを喜ぶ
・わからないことや関心があることを他者に聞くことができる
・すぐに諦めるのではなく、どうしたら分かるようになるかを考えることができる
・意欲が湧かないときも、学習することの意義や価値、楽しみをうまく見出すことができる・・・など
県の方針に沿って、本校では「自立した学習者」を育成するべく
①授業改善を図る
②学級経営の充実を図る
③自学自習力を高める。・・・の、3点を柱として設定しています。
今日は各家庭との関わりが深い「③自学自習力を高める」について触れます。
「自学自習力」とは??平たくいうと
「自分に必要な学習を自分で考えて、実行する力」になります。具体的には
・漢字が苦手だから練習しよう → 漢字ドリルをノートに書こう、学習アプリを使おう
・授業でわからなかったところがあったから、復習しよう → お家の人に聞こう
・大好きな絵を書こう → 上手く書く方法を調べて、試してみよう
こういった行動になります。これらをお家でやってみよう、というのが「かみもり学習」です。
小学校卒業までに自分を客観視して、自分に何が必要か認識 → 学習内容を決定 → 学習方法も自分で考えて実行・・・できるようになって欲しいですが、小学生の発達段階ではハードルが高いので、保護者の方のサポートが必要になってきます。
保護者の声かけをヒントにして、児童が自分を客観視する機会を重ねる → 児童が自分に必要なものが見えてくる、気づいてくる
保護者が学習方法を一緒に考えたり示したりしていく → 児童が学習方法を体感し、自分に合った方法を選んだ考えたりしていく
というのが私のイメージです。児童の実態は様々ですので、その子に合ったサポートを行って欲しいというのが「かみもり学習」の趣旨になります。
次回は引き続き、かみもり学習に関連したことで、児童を見守る際の参考になりそうなことを書きたいと思います。
☆沖縄県の教育施策に関わる各資料☆
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