公開日 2025年08月04日
学推担当の眞榮城です。夏休み期間中、お子さんの様子はいかがでしょうか?
1学期に実施した諸調査の結果を共有します。(神森小学校の実態が伝わりやすいよう、沖縄県や全国の平均値も比較対象としてのせています)
1.学力調査
6年生は、特に算数と理科の学習内容に難しさを感じている児童が多いようです。詳細資料によると、基礎的・基本的な知識を問う問題(計算問題等)の正答率が全国と比べて大きく開いていました。
2.児童質問調査
こちらは沖縄県が7月と12月に実施しているアンケート調査で、以下が全体的な傾向になります。
(1)自分自身を認め、また教師にも認められていると感じている児童が多い。(関連する質問番号1~2、5)
(2)ICT機器を活用して学習することに慣れており、その効果も感じている児童が多い。(関連する質問番号22~23)
(3)協働して学校生活を過ごしたり、学習したりすることに難しさを感じている児童が多い。(関連する質問番号3、6、7、13、15~17)
(4)自分に合った学び方を見つけることに難しさを感じている児童が多い。(関連する質問番号9~12、14)
(5)家庭で学習することに難しさを感じている児童が多い。(関連する質問番号19、20~21)
アンケート結果は、「あくまで子どもの感じていること」と受け止めてしまう部分もあるかもしれませんが、活動や学習をしている当事者が子どもであることを考慮すれば、「子どもの感じ方や意識」こそが重要であると受け止めることもできます。そして、子どもの意識が変わらなければ行動は変わりません。
子どもの意識を変えるには環境が大切です。学校と家庭、地域が連携して同じ目標を見定め、同じ方向性で声をかけたり、見守ったりすることが重要になります。そういった考えから諸調査を共有しています。
アンケート結果は平均値なので、児童個々の実態に合わない部分もあります。しかし、神森小学校児童の実態を表す1つの目安にはなります。
長い夏休みです。学校や家庭、習い事等、お子さんが生活する主な場面で、「何を感じていて、何を求めているのか。」、「充実しているのか、困っているのか。」コミュニケーションを図りながら、お子さんの状況を把握し、必要な支援を行って欲しいです。そして、お子さんが前向きな気持ちで2学期を迎えることができると良いな、と思っています。
学校でも諸調査の結果を共有し、研修を行いながら2学期以降の声のかけ方や指導方法等を模索しているところです。
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