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川の生き物には生活史の一部を海で過ごす仲間がいます。例えばテナガエビ類は川の中で産卵しますが、孵化した幼生は川の流れにのって海に出て、しばらくの間プランクトンとして生活します。海には餌となる、より小さなプランクトンがたくさんいるので、それらを食べて成長し、ある程度体が育つと川に戻ってきます。このように、川と海の両方で生活することを通し回遊といい、貝、エビ、カニ、魚でよくみられます。通し回遊には以下のようなタイプがあります。 1.降河(こうか)回遊 河川で成長しますが産卵は海まで下って行い、稚エビや稚魚が河川に戻ってきます。
モクズガニは河口域周辺の近海で産卵を行いますが、オオウナギは日本から遠く離れた遠洋(フィリピンのルソン島とマリアナ諸島の間に広がるフィリピン海の中央部)で産卵を行うと考えられています。 2.両側(りょうそく)回遊 河川で産卵し、幼生や仔魚は川を下って海で成長し、あるサイズになると再び川を遡上します。
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