潮が引くと、道路下流側、海に向かって右側から河川中央部に、干潟が出現します。一番上流側は岩盤が露出しており、その下流に泥干潟があります。またさらに下流の、河川中央部に出現する部分は、礫干潟となっています。
 単なる泥の堆積した汚い場所と思われがちですが、干潮時に出現した干潟では、いろんな生き物たちが一生懸命生きている姿を見ることができます。小さな命ですので、普段は見落としていますが、彼らの活動をそっと覗いてみました。

カニや貝などの干潟の生きものはそれぞれ好きな場所があります。
写真の中の場所をクリックして棲んでいる生きものを見てみましょう。

護岸の壁面

 コンクリートの壁面に小さな巻貝がくっついています。フナムシもよく見られます。

 


ヒルギハシリイワガニ

リュウキュウフナムシ

ヒメウズラタマキビ

ウズラタマキビ

礫底

 干上がった礫のたくさん転がった川底には、シオマネキ類などのカニがたくさん見られます。


カノコセビロガニ

ヤエヤマシオマネキ

ヒメシオマネキ

ルリマダラシオマネキ

ベニシオマネキ

オキナワハクセンシオマネキ

ヒバリガイモドキ
 

砂泥底

 干上がった砂泥の川底には、トビハゼの仲間やカニがみられます。

 


ミナミトビハゼ

 


ツノメチゴガニ

 


ヒメヤマトオサガニ


河川内

 干潮時にも干上がらない水の中にはボラなどの魚の他、ガザミ類などのカニもみられます。


オオウナギ

ボラ

ギンガメアジ

クロサギ属の一種

ミナミクロダイ

ナイルティラピア

オキナワフグ

ゴマアイゴ

カノコガイ

イガカノコ

アミメノコギリガザミ

ミナミベニツケガニ

 

 浦添市環境マップ - 自然の残された見どころ - 小湾川下流の環境