空寿崎の海岸は、干潮のとき岩場が広がります。そこでは、小魚を食べるサギや、貝・カニなどを食べるシギ・チドリ類を見ることができます。また、上空を見ると、魚を探しながら飛びまわるミサゴやアジサシ類も見られます。

 双眼鏡を使うと、より楽しめます。ぜひ双眼鏡で観察してみましょう。でも、むやみに近づいて鳥たちを驚かせないようにしましょう。


観察へ行くときは、必ず大人の人といっしょに行きましょう。

潮の満ち引きにより、水の深さが急激に変化することがあるので、十分に注意してください。

磯へ行くときは、必ずマリンシューズや長靴などをはいて行きましょう。素足やビーチサンダルでは、けがをしたり、危険生物に刺されたりすることがあり大変危険です。

なるべくサンゴや海草などを踏まないように歩きましょう。


●岩礁地で採餌する鳥たち

 クロサギは、磯の波打ち際などで魚を待ち伏せして食べます。シギやチドリ類は岩礁地などを歩き回り、貝やカニなどを探して上手に食べます。

 ☆これらの鳥については、小湾川下流の干潟の水鳥もみてね。

 


クロサギ
(白色型)

シロチドリ


メダイチドリ


ムナグロ


イソシギ



●海で採餌する鳥たち

 岩礁を歩き回りながら採餌する鳥たちと違い、海の上空から採餌する鳥としてミサゴやアジサシ類がいます。おどろくことに、彼らは海に飛び込んで魚を捕らえます。しかし、よ~く観察すると、飛びこみ方や魚の捕らえ方が違うことがわかります。

 

ミサゴ

ミサゴは魚を食べるタカ類です。
10~50mの上空から魚を探し、みつけると翼(つばさ)をすぼめて急降下します。
水面近くで両足をのばし、大きな爪を開き、豪快に水しぶきをあげて飛びこんでいきます。
捕った魚は足でしっかりと持って、近くの岩や枝に運んで食べます。


上空から魚を探すミサゴ


ダイビングするミサゴの雄姿!!

クリックすると大きい画像が見られます。

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足を伸ばして急降下!
 

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飛び込み!! 

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足でしっかりゲット! 


●よく見られるアジサシの仲間たち

  アジサシの仲間のほとんどは、魚を食べます。アジサシは、翼(つばさ)をすぼめて、頭から水中に飛び込みます。くちばしで魚を捕らえたり、水面すれすれまで降下して、魚をつまみとります。 (アジサシの名はこの捕らえ方「アジ刺し」に由来します。)

 アジサシを観察してみましょう。沖縄の海岸では、コアジサシ、ベニアジサシ、エリグロアジサシの3種がよくみられます。それぞれ名前に由来する特徴があるけど、わかるかな?

 


コアジサシ

ベニアジサシ

エリグロアジサシ

コアジサシ

 夏に海岸や埋立地でみられます。

ベニアジサシ

 夏に無人島や岩礁でみられます。

エリグロアジサシ

 夏に無人島や岩礁でみられます。
 よくベニアジサシといっしょにいます。



 浦添市環境マップ - 自然の残された見どころ - 空寿崎