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アカギ巨木の森

  

 クニンドーの森公園の話をする前に・・・

 浦添市には『内間の大アカギ』という市指定文化財になっている巨木があるのをご存知ですか。

 

浦添市指定文化財(天然記念物)

内間の大アカギ

昭和五十六年三月二日指定

 トウダイグサ科に属する半落葉の高木で、成長すると高さが20メートルにも達する大木になります。

 アカギの分布域は沖縄諸島、八重山諸島、中国南部からインド、マレーシア、オーストラリアに広がります。



内間の大アカギ
(2014年2月撮影)
 この大アカギ、平成4年(1992年)3月の時点で、太さ(胸高直径)が120センチメートル、高さ約18メートルに成長していたそうです。


 今回(2014年2月)、計測してみました。胸高直径は、なんと137センチメートルとな り、さらに太くなっていました。

 しかし、高さを測ると約11メートルであり、以前の記録よりずいぶんと低くなっていました。
 

 推定樹齢400年と言われいているこの大アカギは、去る大戦 の戦災から免れた数少ない樹木の一つであり、人々のくらしを見守ってきた老木だそうです。 

   

 

 

 さて、クニンドーの森公園では、たくさんのアカギ巨木が見られました。

さすがに、『内間の大アカギ』を上回るような巨木は見つかりませんでしたが、
それに迫る大きさの巨木が何本も見つかり、驚かされました。

 クニンドーの森公園の大きなアカギを写真で紹介します。

 

 

クニンドーの森公園

   今回見つけたアカギの中で、最も太かった個体(写真左)と、最も高かった個体(右)のツーショッ ト写真。
左アカギの太さ(胸高直径)は97センチメートル、右アカギの高さは約16メートルもありました。

 


  

 こちらは、公園エントランスにある大きなアカギ。

 高さが約15メートル、太さ(胸高直径)が95センチメートルありました。


   今回、クニンドーの森公園で見つけたアカギの巨木は以下の通り。

 
No. 太さ(胸高直径) 高さ 備考
1 97センチメートル 約14メートル 最も太かった個体
2 95センチメートル 約15メートル 公園エントランスの個体
3 89センチメートル 約16メートル 最も高かった個体
4 81センチメートル これらの木は林内にあり、高さを測れなかった。
5 73センチメートル
6 73センチメートル
7 72センチメートル
8 70センチメートル
9 70センチメートル
10 67センチメートル

胸高直径70センチメー トルのアカギ

 これだけ立派なアカギ巨木が生い茂る「クニンドーの森公園」

皆さんも、ぜひ一度足を運んで、これらの巨木に触ってみて下さい。

そして、このアカギ巨木の森を、いつまでも大切にして行きたいですね。


 

 

 

 浦添市環境マップ - 自然の残された見どころ - クニンドーの森公園