公開日 2007年04月27日
更新日 2014年10月31日
2007年度 前期常設展
ひろがる花
会期:2007年4月27日(金)~10月8日(月)
琉球やアジアの漆器には、様々なタイプの花の文様が使われています。今回の常設展は「ひろがる花」と題し、花の文様の種類や変化を特集します。あわせて、琉球漆器の作品も紹介します。
第1室
琉球漆器の歴史Ⅰ 16世紀~18世紀
1609年の薩摩の侵攻以降、琉球はその支配下におかれました。漆器は王府の漆器制作を管理する貝摺奉行所のもと、中国や薩摩・徳川将軍家など日本への献上品、贈答品が作られました。この部屋では17世紀以降の作品を中心に紹介します。
朱漆花鳥沈金膳 | 黒漆観瀑図螺鈿卓 |
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第2室
琉球漆器の歴史Ⅱ 18世紀~現代
琉球国内では従来の貝摺奉行所による献上品のほかに、民間工房での漆器の制作が盛んになります。1879年(明治12)に沖縄県となり、沖縄戦後の米軍統治時代、日本復帰と時代のニーズに合わせ作られた品を紹介します。
朱漆楼閣山水人物箔絵楕円盆 | 朱漆貝堆錦皿 |
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第3室
ひろがる花 花+
古い琉球漆器では、花だけを表現した作品はほとんどなく、花に鳥やその他の動植物を組み合わせたり、唐草と組み合わせたりした文様が盛んに使われます。それがだんだんと変化し、定番化した図柄が表れ、表現も変わってきます。
黒漆山水楼閣螺鈿伽羅箱 | 黒漆折枝漆絵螺鈿膳 |
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第4室
ひろがる花 花と唐草
唐草文様には草がしげり伸び広がっていく生命力の繁栄のイメージが込められています。牡丹や菊などの花と結びついた唐草の文様は、絵画や工芸などさまざまなところで用いられてきました。
朱漆瓜花蝶箔絵密陀絵輪花形合子 | 黒漆楼閣人物螺鈿軸盆 |
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第5室
琉球漆器名品室
琉球漆器の中でも特に優れた作品や歴史的に価値のある作品を展示しています。今回は特集展示に関連した花鳥や唐草の文様の作品も展示しています。
黒漆花鳥螺鈿器局 | 黒漆楼閣人物螺鈿軸盆 |
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会期 | 2007年4月27日(金)~10月8日(月) |
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開館時間 | 午前9時30分~午後5時(入館は午後4時30分まで) ※金曜日は午後7時まで(入館は午後6時30分まで) |
観覧料 | 一般150円(120円)、大学生100円(80円)、小・中・高生無料 ※( )は20人以上の団体料金です。 |
休館日 | 月曜日 ※ただし祝日または振替休日に当たる場合は開館します。 |
会場 | 浦添市美術館 |
解説会 | 2007年5月12日(土)、6月9日(土)、7月14日(土)、8月11日(土)、 9月8日(土) ※毎月第2土曜日に開催しています。 ※毎回午後2時から1時間程度行います。 ※参加には常設展観覧料金が必要です。 |
その他 | 音声ガイドを無料でご利用いただけます。 ご希望の方は受付にてお申し付け下さい。 (対応言語:日本語、英語) |
この記事に関するお問い合わせ
企画部 国際交流課
郵便番号:901-2501
住所:沖縄県浦添市安波茶一丁目1番1号本庁4階
TEL:098-876-1258
FAX:098-879-7224
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