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多様度指数とは? |
多様度指数とは? |
シンプソンの多様度指数について
シンプソンの多様度指数(D)は、以下の式で求められます。
S=種数 Pi=相対優占度
相対優占度とは、それぞれの種が群集の中で、どれだけの割合を占めているか?ということを表したものです。 前ページの群集Aを例として考えてみます。
【群集Aの場合】 生物1:20個体 生物2:20個体 生物3:20個体 生物4:20個体 生物5:20個体 この時、生物1の個体数が全体の中で占める割合は と求められ、生物1の相対優占度は0.2となります。 多様度指数の計算では、種iの相対優占度をPiと表して用います。 種iというのは、その調査で出現したそれぞれの種のことです。
シンプソンの多様度指数の示すところは、“調査で得られた個体すべての中から、ランダムに選んだ2つの個体が違う種である確率”です。 Σの右側はPiの2乗となっています。これは、相対優占度Piは全体の中で種iが占める割合なので、「調査で得られたすべての個体の中から、ランダムに一つの個体を選んだときに、種iを選ぶ確率」と言い換えられます。 これを2回試行して、どちらも同じ種になる確率は、Piの2乗をすべての種で計算し、それらを足した値になります。ただし、これは2回目を試行する前に、選んだ個体を元に戻して行っている場合の確率です。 この「2回試行して同じ種になる確率」は、種の多様性が上がれば上がるほど低い値を示します。分かりやすいように、これを1から引いて、「ランダムに選んだ2つの個体が違う種である確率」としています。 実際に計算してみましょう。
生物1~5の相対優占度は0.1であるため、 群集Aの多様度指数は0.8と非常に高い値となります。
【群集Bの場合】 生物1:1個体 生物2:1個体 生物3:1個体 生物4:1個体 生物5:96個体
この時、生物1の個体数が全体の中で占める割合は と求められ、生物1の相対優占度は0.01となります。
さらに、生物5の個体数が全体の中で占める割合は と求められ、生物5の相対優占度は0.96となります。
生物1~4の相対優占度は0.01、生物5の相対優占度は0.96であるため、 群集Bの多様度指数は0.078と非常に低い値となります。
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