小湾川上流の環境


  小湾川は浦添市前田より流れ出ています。上流部周辺は森や畑となっています。川沿いには歩道があり、散策することができます。安波茶で県道153号と交差します。そのすぐ下流側には、1597年に尚寧王の命で造られたと考えられる安波茶橋(復元)が架かっています。安波茶橋の下流側周辺はうっそうとした緑が茂っており、中流域へと流下して行きます。

  上流域の河川は、洪水などの被害を防止するために護岸(ごがん)が整備されています。コンクリートで岸や川底を固める護岸は、川の生きものにとっては住みにくくなってしまいますが、河床にたまった土砂からシュロガヤツリやパラグラス等の植物が生育し、水生生物に住みやすい生息環境を形成しています。

環境案内

 自然観察に行くときの見どころ案内です。上流域は川沿いに歩道があって川の様子を見ながら散策することができます。川の周辺にいる生物を見てみましょう。

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小湾川上流で見られたホタル

 日本には約45種類のホタルが生息します。ホタルは夜に光ることが有名ですが、幼虫が光ったり、成虫が光ったりと様々で、発光の仕方も種によって色々です。また、幼虫時代を水中で生活する「水生ホタル」と陸で暮らす「陸生ホタル」がいますが、沖縄島には陸生ホタルのみが生息します。

 小湾川上流では3種類が確認されましたが、他の種も生息しているかもしれません。探してみてはいかがでしょうか。

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生きものの種類

 どんな生きものがいるのか見てみましょう。

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▲安波茶橋